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母の日に思う
2007年5月 うえむらクリニック 植村 富美子
今年も別段変わりなく5月の第2日曜が来た。例年どおり娘たちと実家に帰り大正生まれの母と食事をした。事前にカーネーションを贈り、予定の時間を連絡しておくと母はその時間にはもうすっかりいっちょらのおしゃれをして靴を履いて玄関に立って待っていた。
いつものことながら元気そうでよかったのですが、なぜかしっくりと打ち解けない。これも毎年のことなのですが変わらない。実家に帰るといっても車でわずか15分程度なので電話だけでなく会いたければすぐにでも会える距離に住んでいてくれるので、助かるといえばそうなのです。安心といえばもちろんそうなのです。父が他界して21年が過ぎ、子供たちのことだけを心配して独り立ちできるようにと自分の人生の犠牲と引き換えに生きてきた母を思うと、本当に心の底から感謝以外の言葉は見つからない。果たして私が無事母と同じ年齢になったときに子供たちは車で15分くらいのところにいてくれるだろうか?とか、毎年カーネーションを贈ってくれるだろうか?とか、そんな邪心だらけの気持ちで食事をしていた自分がどうも許せないような気がした。おそらく犠牲にしていた日々の中で母は、歳をとっても娘からカーネーションをもらおうとか、いっしょに食事をしようとかこれっぽっちも思っていなかったはず。決してそんなことは願っていないはず。「願えば叶う。」という言葉があるが、「願ってもみなかった。」というのが本当で、あれやこれやと願ってもそんなにうまくいくはずもなく、まして願ったとおりに事が運ぶことはめずらしいし、稀なのです。でも努力したりあれこれ工夫したり、とにかく何でも目的に向かって一心不乱にがんばっていると「願ってもみなかった。」に到着するのかしら。母と同じ年齢の自分を想像すると、極めて恐ろしく考えたくもないのですが、ただ毎日を正直に過ごして努力は重ねたいし、少しくらいつらかったり嫌なことがあっても母よりは辛くないはずだと思うとがんばれそうな気もする。母の日はあまり好きじゃない一日ですが、一日中母のことを考えることができる日でもあるのです。忙しくても貴重な日にはちがいないと思う。
 
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